Number type(数値型の演算子)
概要
数値型の演算子の説明をします。
ヒント
コンピューター上の数値は、科学的記数法(scientific notation)およびバイナリ形式(binary)で保存されています。
そのため、計算結果が期待した値からわずかにずれることがあります。
これを防ぎ、可能な限り正確な数値を表示・利用できるようにするため、Bubbleはすべての数値計算の最終出力を、非数値型に変換または表示する前に「有効数字15桁」に丸めます。
この丸め処理により、15桁を超える有効数字をもつ計算結果を扱う場合、追加の桁が切り捨てられる可能性があります。
その場合は、:formatted as 演算子を使用することで追加の桁を取得できます。
is in
値が引数リスト内に存在する場合、「yes」を返します。
is not in
値が引数リスト内に存在しない場合、「yes」を返します。
:formatted as …
この演算子は、数値をさまざまな方法でフォーマット(書式化)します。
フォーマット変更の注意:
数値を一度フォーマットすると、それはテキスト型(Text)として扱われ、
日付などの数値操作を行うことはできなくなります。
再び数値として扱いたい場合は、:converted to number 演算子を使用して戻すことができます。
… > …
最初の数値が2番目の数値より大きい場合、「yes」を返します。
… ≥ …
最初の数値が2番目の数値以上の場合、「yes」を返します。
… < …
最初の数値が2番目の数値より小さい場合、「yes」を返します。
… ≤ …
最初の数値が2番目の数値以下の場合、「yes」を返します。
… + …
最初の数値と2番目の数値を加算します。
… – …
最初の数値から2番目の数値を減算します。
… * …
最初の数値に2番目の数値を乗算します。
… / …
最初の数値を2番目の数値で除算します。
:rounded to
数値を小数点以下X桁に丸めます。
例:
0.234 :rounded to 2→0.230.5 :rounded to 0→1
:floor
数値を小さい方の最近接整数に切り捨てます。
例:
floor 1.234→1floor -2.3→-3
:ceiling
数値を大きい方の最近接整数に切り上げます。
例:
ceil 1.234→2ceil -2.3→-2
… ^ …
指数演算を定義します。
最初の数値が底(base)、2番目の数値が指数(exponent)です。
例:2 ^ 3 → 8
<- range ->
2つの数値から数値範囲を生成します。
下限は2つのうち小さい方、上限は大きい方になります。
… <- max -> …
2つの数値のうち、大きい方を返します。
… <- min -> …
2つの数値のうち、小さい方を返します。
… <- modulo -> …
最初の数値を2番目の数値で割ったときの余り(remainder)を返します。
例:5 <- modulo -> 2 → 1
ヒント:
これを使って、数値が奇数か偶数かを判定できます。